社長ブログ
2023.05.21
「この地でよかったね~」をいつまでも!
こんにちは、いつもご覧いただきありがとうございます。昨日、弊社の北側を流れる秋篠川をこよなく愛する通称”桜の会”の総会と懇親会に参加してきました。3年ぶりの開催で、集まったメンバー約25名は再開を心待ちにしておられたご様子が伺えました。
25年を迎えた総会の盛会をあらためてお祝い申し上げます。私も、久しぶりの集まりを楽しむことができました。
特に楽しかったのは、懇親会で参加者全員のスピーチが企画されていてたくさんのお話しをお聞きすることができたことです。いろんな方々のなり染めやご活躍等、興味津々なお話しばかりでした。
印象的だったお話の一つは、高齢化が当会の将来を案じる50代前後の女性のスピーチです。その方は去年の11月から秋篠川のクリーンナップ活動にご参加され、まだ当会との関わりは浅い様子でしたが、当会の取り組みに感銘され、この活動を存続されたい強い思いをお持ちでおられました。存続のためには若い人たちが集まる会にする必要性をお話しされていました。
私自身、はや10年以上関わらせていただいて、この地域で支えられながら事業をさせていただいている弊社よりも間違いなく強い思いをお持ちでおられることに、感謝と感銘をいたしました。
もうひとつの感動的なお話しは、長年ご活躍された当会の理事の方のお話しで、ご本人の耳の障害や、奥様が認知症・内臓疾患等によりご介護が必要であることが理由で理事を退かれるとのことで、その方の奥様との散歩の際に、奥様がいつも口癖のように「住みやすいところでよかったね、よかったね」と毎日、毎回、何度もおっしゃられるというお話しでした。私たちは仕事に追われる日々の中で、自然のありがたさを感じる機会が少なくなってしまっていると思わされました。
世の中は様々な悲観的な事象に溢れかえっています。ウクライナ侵攻や東シナ海での緊張、物価の上昇。住みにくくなりがちな昨今ですが、私たちが暮らすこの地域は自然に恵まれ、健康で安心して暮らせる環境であることを忘れてはいけないと思いました。
そして、この豊かな日本を支えてくださった70代80代の諸先輩方に対して、私たちは恩返しをしなくてはいけないと思います。長年大切に守られたこの桜の会を次世代へつないでこの地域を良くし、自然を維持し、環境をより素晴らしいものにすることは、私たちに課せられた責務だと思います。
“恩返し”ということは、”いただいて返す”よもすると、それで終わってしまう錯覚がありますが、私たちはこれを引き継いで次の世代へ”恩送り”をするという考え方をしたいと思います。常に次の世代のことに思いを馳せることで当会の”志”を脈々と継承していくことができる気がします。ご恩を絶やさずに送ることが、何よりも替え難い恩返しになるのだと感じました。
本日は、貴重な時間を作っていただきました”桜の会”の皆様にあらためて感謝申し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。