社長ブログ
2026.01.12
「誰も見ていない場所」にこそ、本質がある
こんにちは、大変ご無沙汰しております。季節はすっかり変わってしまったどころか、年も跨いでしまいました(苦笑)。
最近ふと耳にして、胸に深く刺さった言葉についてお伝えしたくなりしたためました。しばしお付き合いください。
サントリーの創業者・鳥井信治郎氏が大切にしていた言葉、
「陰徳(いんとく)あれば陽報(ようほう)あり」。
“人知れず良い行いを積んでいる者には、必ず誰の目にも明らかな良い報い(結果)が訪れる“という意味だそうです。
この「陰徳」という言葉を聞いたとき、私は真っ先に自分たちの仕事に置き換えて考えました。
私たち建設業の仕事は、完成してしまえば見えなくなる部分がたくさんあります。
基礎のコンクリート、壁の中の断熱材、床下の配管、柱の接合部……。
どれも、建物ができあがればお客様の目には触れません。
しかし、5年、10年、20年と時が経ったとき、その「見えない場所」の仕事ぶりは、建物の寿命や住み心地という「結果(陽報)」として必ず現れます。
この“仕事ぶり“についてのエピソードで必ず思い出すのは、私ごとではありますが、我が家を建ててくださった大工さんは廻り縁の裏側のボードを見えないからといって隙間だらけに施工するのではなく、きっちりと隙間なく施工してくださったおかげで、当時主流になりつつあった廻り縁なしの計画変更に対応することができました。忘れもしないです。
サントリー創業者の母君は、施しをした後に「決して振り返ってはいけない」と教えたそうです。
「感謝されたい」「褒められたい」と思ってやるのは本当の善行ではない、と。
これは、私たちの現場にも通じます。
「施主様が見ているから綺麗にする」のではなく、誰も見ていない壁の裏側であっても、プロとして恥じない仕事をする。
その積み重ねこそが、私たちの会社の「根っこ」であり、未来の信頼を作る唯一の方法なのだと再確認しました。
ブログの更新は滞っておりましたが(苦笑)、現場での「陰徳」積みは、社員一同、毎日泥臭く続けております。
派手な宣伝よりも、ひとつの確実な施工を。
これからも「見えない場所」を一番大切にする工務店であり続けたいと思います。
いつも弊社を応援くださりありがとうございます。